問 題
橋の設計に関する記述 ㋐~㋓ のうち妥当なもののみを挙げているのはどれか。
㋐ 活荷重とは,主荷重の一つであり,車道の自動車荷重,歩道の群集荷重などがある。
㋑ 死荷重とは,幅員1 m 当たりの橋自身の重量から求めることができる従荷重である。
㋒ 許容応力度設計法とは,構造物全体の許容応力度を設定し,各部材の破壊の安全率を達成できるように設計する方法である。
㋓ 限界状態設計法とは,部材ごとの限界状態を設定し,材料のばらつき,部材としての特性,荷重のばらつきなどを考慮して設計する方法である。
1.㋐,㋒
2.㋐,㋓
3.㋑,㋒
4.㋑,㋓
5.㋒,㋓
正解 (2)
解 説
主荷重とは、常時作用する荷重のことです。主荷重の一種として
・「死荷重(橋の自重による荷重)」や
・「活荷重(車道における、自動車荷重など)」があります。
気象条件等で「二次的に作用」するのが従荷重です。
㋐ は妥当です。
㋑ ですが
死荷重は、主荷重の一種です。気象条件で「二次的に作用」するのが従荷重なので、死荷重は従荷重ではありません。㋑ は誤りです。
㋒ ですが
許容応力度法とは、部材の各断面に作用する応力度が、部材を構成する材料の許容応力度以下であることを確認する 設計法です。「構造物全体の許容応力度を設定」する設計法ではありません。
㋓ は妥当です。
限界状態設計法についての記述です。
以上より、正解は 2 です。
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