公務員試験 2019年 国家一般職(高卒 技術) No.50解説

 問 題     

図のように,長さ 2.0 m の軽い剛体棒を,右端で自由に回転できるように固定し,剛体棒の中央に鉛直下向きで大きさが 12 N の力を加え,左端に鉛直上向きで大きさが F の力を加えたところ,剛体棒は水平に静止した。このとき,F はおよそいくらか。

1. 2.0 N
2. 3.0 N
3. 4.0 N
4. 6.0 N
5. 12 N

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

右端の点を A、中央を O、左端の点を B とします。

静止しているため、モーメントの和が0です。
モーメントは「力 × 距離」です。

点 A まわりのモーメントを考えます。
下向き 12N の力により、12 × 1.0 = 12 N・m(反時計まわり)のモーメントが生じます。また、上向き F の力により、F × 2.0 = 2F N・m(時計まわり)のモーメントが生じます。

静止しているため、これらのモーメントの和が0です。従って、F = 6.0 N です。

以上より、正解は 4 です。
類題 H29no52

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