2019年 国家一般職(電気・電子・情報) No.38解説

 問 題     

キャッシュを備えたコンピュータでは、プログラムを実行中の CPU が、キャッシュ内に存在しないメモリブロックを参照すると、主記憶装置からメモリブロックが読み出されキャッ
シュに登録される。

キャッシュは複数のメモリブロックを登録可能であるが、空き領域がない場合は、既に登録されているブロックが追い出され、新たなブロックが登録される。このときの追い出し方式には、例えば次のような方式がある。

LRU:キャッシュ内にあるメモリブロックのうち、最も長く参照されていないブロックを追い出す。

いま、メモリブロックを三つまで登録可能なキャッシュを備えたコンピュータにおいて、CPU が次の順番で、メモリブロック 1 ~ 5 を参照する場合を考える。

1 → 2 → 3 → 4 → 5 → 3 → 4 → 1 → 2 → 3

このとき、追い出し方式に LRU を採用した場合において、メモリブロックの追い出しが発生する回数はいくらか。ただし、最初はキャッシュに何も登録されていないものとする。

1. 3 回
2. 4 回
3. 5 回
4. 6 回
5. 7 回

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

以下のようにキャッシュにブロックが登録されていき、追い出しが発生する回数は 計 5 回です。

以上より、正解は 3 です。

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