問 題
ダイオキシン類に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
2,3,7,8-TeCDD(テトラクロロジベンゾ-パラ-ジオキシン)はダイオキシン類の中で(1)最も毒性が強く、(2)20℃ではほとんど気化せず、(3)水溶性であり、(4)750~800℃の加熱や(5)紫外線で分解するなどの特徴がある。
正解 (3)
解 説
(3)に関して、2,3,7,8-TeCDDを含むほとんどのダイオキシン類は、「水溶性」ではなく「脂溶性」です。
仮に水溶性であれば、体内に取り込まれたとしても尿と一緒に体外へ排出されるので、発がん性などが問題視されることも少ないと思います。実際には脂溶性なので、なかなか体外へ排出されず、発がん性や免疫機能低下などが問題となります。
以上から、正解は(3)です。
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