R3年 公害総論 問6 問題と解説

 問 題     

次に示す国際会議・議定書を、開催又は採択の古い順に左側から並べたとき、正しいものはどれか。

  1. 環境と開発に関する国際連合会議(UNCED)の開催
  2. オゾン層保護に関するモントリオール議定書の採択
  3. 気候変動に関する京都議定書の採択
  1. ア  イ  ウ
  2. イ  ア  ウ
  3. イ  ウ  ア
  4. ウ  ア  イ
  5. ウ  イ  ア

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

ア~ウの国際会議・議定書はどれも有名なものなので難易度が高いというわけではありませんが、出題頻度から見ると珍しい部類です。そのため、あまり馴染みがない場合には捨て問題扱いにしてしまっても構わないと思います。

まず、イの「モントリオール議定書の採択」は1987年です。これによって特定フロンの生産や使用を段階的に制限・禁止していくことが決まりました。知識がない場合でも、オゾン層の破壊が世界的に話題となったのがかなり昔だと考えることができれば、これが最も古いと推測できます。

続いて、アの「環境と開発に関する国際連合会議(UNCED)の開催」は1992年です。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国際会議で、地球サミットとも呼ばれます。リオ宣言やアジェンダ21などがこの国際会議での成果です。

最後に、ウの「京都議定書の採択」は1997年です。地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を減らすべく、6種類の温室効果ガスの排出削減率を国ごとに設定しました。

以上から、古い順にイ、ア、ウとなるので、正解は(2)です。

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