問 題
酸化還元装置及びその維持管理に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ORP計によって酸化剤又は還元剤を所定電位になるように注入する。
- ORP計はpH計と同様に検量線を用いた校正が定期的に必要である。
- ORP計の電極面の汚れを清掃し、硫酸鉄(Ⅱ)溶液などで指示値を確認する。
- CODの除去に次亜塩素酸ナトリウムあるいはオゾンを用いて化学的酸化をする場合は、通常ORP制御は行わない。
- 着色排水の脱色では、酸化剤の添加量はあらかじめ実験によって決定する。
正解 (2)
解 説
(2)で、pH計はpH4、pH7、pH10などの標準液を使って校正することができますが、酸化還元電位計(ORP計)は何を使っても校正することができません。
検量線を用いた校正かどうかという話の以前に、ORP計は校正自体ができないので、(2)が誤りの記述で正解の選択肢となります。

コメント
テキストに校正できると書いてあり、矛盾がある
PH標準液にキンヒドロンを飽和料加えたものでできるらしい
いつも助かってます!ありがとう!
それは厳密な値の調整ではないため、はっきりと「校正」と言い切ると語弊があります。
実態としてご指摘のような方法を用いることもできますが、試験対策としては「ORP計は校正不可」と覚えたほうが得点しやすいと思います。