問 題
サイクロンとバグフィルターを直列につないだ集じん装置で排ガスを処理したとき、標準状態に換算した乾きガス中のダスト濃度が、入口で4.0g/m3、出口で8.0mg/m3であった。サイクロンの集じん率が80%のとき、バグフィルターの集じん率(%)はいくらか。
- 90.0
- 98.0
- 99.0
- 99.8
- 99.9
正解 (3)
解 説
一見すると入口よりも出口のほうがダスト濃度が大きい気がしますが、単位が違うので注意してください。4gが8mgになったということなので、単位を合わせると、4000mgが8mgまで低減されています。
最初に4000mgあったものがサイクロンによって元の80%減ったので、残りは20%となり、バグフィルターによってさらにそのx%になったとき、最終的に8mgであるという話です。これを数式で表すと、次のようになります。
これを解くと、次のようになります。
上式より、バグフィルター前と比べるとバグフィルター後では1%まで低減しているので、その集じん率は99%となります。
よって、正解は(3)です。
コメント
5行目「最終的に8g」は「最終的に8mg」ですね!
修正しました。ご指摘ありがとうございます!