JISの排ガス中の窒素酸化物自動計測器の一つである化学発光分析計に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 化学発光は、一酸化窒素とオゾンとの反応により生じる。
- 反応槽は、試料ガスとオゾンを含むガスが混合・反応する部分で、減圧形と常圧形がある。
- 分析に必要なオゾンは、空気中の酸素から無声放電、紫外線照射などで発生させる。
- 測光部は、プリズム、回折格子、光電変換素子、増幅回路などから成る。
- 反応槽から排出される排気中のオゾンは、接触熱分解などで処理される。
正解 (4)
解 説
(4)の測光部の構成が誤っていて、正しくは「光学フィルター、光電変換素子、増幅回路」などで構成されます。
プリズムや回折格子が必要となるのは「化学発光分析計」ではなく「紫外線吸収分析計」においてです。紫外線吸収分析計で窒素酸化物を測定する場合には、プリズムと回折格子を使って単色光を取り出してから測定を行います。
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