H29年 水質概論 問5 問題と解説

環境省の平成26年度公共用水域水質測定結果に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 健康項目の環境基準達成率は、約99%であり、ほとんどの地点で達成されている。
  2. 健康項目の環境基準を超過したふっ素、ほう素の主な原因は産業排水由来である。
  3. 健康項目の環境基準を超過したものには、カドミウム、鉛、ひ素、ふっ素、ほう素などがある。
  4. 水生生物保全に係る環境基準に設定されている全亜鉛に関しては、湖沼においては基準を超過した地点はなかった。
  5. 公共用水域における要監視項目に関しては、アンチモン、エピクロロヒドリン、全マンガンなどについて指針値を超過した地点があった。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

ふっ素やほう素は産業排水にも多少なりとも含まれていますが、大半は自然由来です。そのため、(2)の「産業排水由来」が誤りで、正しくは「自然由来」となります。

(1)や(3)は毎年似たような傾向が続いていますが、環境基準の達成率に関する最新の数値をこちらのページにまとめたので、併せて参照してください。

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