汚泥焼却に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 下水汚泥を補助燃料なしに自燃させるには、水分40%程度以下にまで脱水する必要がある。
- 流動焼却炉は、炉の中に砂などの流動媒体を入れ、炉内に設置されたプロペラ状の攪拌(かくはん)装置によって流動させる構造となっている。
- ダイオキシン類の発生を抑制するため、適正な燃焼温度管理(850℃程度)などに留意する必要がある。
- ロータリーキルンでは、汚泥は燃焼用空気とは逆方向に移動しながら乾燥され、ついには着火し燃焼する。
- 階段式ストーカー炉では、脱水汚泥は炉内に供給され、可動床の往復運動によりストーカー上をゆっくり降下移動し、乾燥、焼却、灰化される。
正解 (2)
解 説
流動焼却炉は、炉の中に砂などの流動媒体を入れ、下方から高温ガスを送入して流動化させ、この流動層内に汚泥を供給して燃焼させるタイプの焼却炉です。
(2)のように「プロペラ状の攪拌装置」を使うのではなく、高温ガスを挿入することで炉内をかき混ぜています。
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