H27年 大気特論 問5 問題と解説

燃焼管理及び燃焼方法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 過剰空気量が大きくなると排ガス量が増加して、熱損失が大きくなる。
  2. 一般に、気体燃料では空気との混合が急速に行われるので、少ない過剰空気量で完全燃焼できる。
  3. 液体燃料では、多くの場合、燃料を噴霧して微小な油滴群にしてから燃焼する。
  4. 石炭を燃焼するストーカー燃焼は、流動層燃焼より多くの過剰空気量を必要とする。
  5. 石炭の流動層燃焼は、微粉炭燃焼よりもガス流速が大きい。

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

微粉炭燃焼は燃料である石炭を細かく粉砕してから燃焼させています(名称の文字通りですが)。そのため、固体を燃やしてはいるものの、その挙動は油燃焼やガス燃焼に近いものとなっています。

よって、微粉炭燃焼のガス流速はかなり大きく、つまり流動層燃焼のガス流速のほうが小さいです。

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