H26年 水質概論 問1 問題と解説

水質汚濁に係る環境基準に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 人の健康の保護に関する環境基準は、全公共用水域につき、項目ごとに基準値が定められている。
  2. 生活環境の保全に関する環境基準は、各公共用水域につき、当該公共用水域が該当する水域類型ごとに、基準値が定められている。
  3. 人の健康の保護に関する環境基準については、設定後5年以内に達成され、維持されるように努めるものとする。
  4. 生活環境の保全に関する環境基準は、河川、湖沼(天然湖沼及び貯水量が1000万立方メートル以上であり、かつ、水の滞留時間が4日間以上である人工湖)及び海域について定められている。
  5. 公共用水域の水質汚濁に係る環境基準は、人の健康の保護及び生活環境の保全に関し定められている。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

人の健康の保護に関する環境基準については、設定後直ちに達成され、維持されるように努めるものとする、とされています。

一方、生活環境の保全に関する環境基準については、人口集中地域などにおいては設定後5年以内に達成することをメドとしています(それ以外の地域では、人の健康の保護と同様に設定後すぐの達成が求められています)。

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