H26年 大規模大気特論 問1 問題と解説

煙突からの排煙拡散の一般的特性に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。

拡散幅は気象条件によって大きく変化し、特に大気の(1)乱流の強さと直接的な関係がある。他の条件が変わらない場合、有効煙突高さが増せば最大着地濃度距離Xmax(2)増大し、最大着地濃度Cmax(3)増大する。同様に、他の条件が変わらない場合、鉛直方向の煙の拡散幅が増せばXmax(4)減少し、Cmax(5)増大する。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

有効煙突高さが増せば、その分高いところから排煙が排出されることになるので、より広い範囲に排煙が拡散することになります。広範囲に拡散するということは、地点ごとの着地濃度は低くなり、最大着地濃度についても同様に減少します。

よって、(3)は「増大」ではなく、「減少」が正しいです。

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