次の気体燃料のうち、理論空気量(m3N/m3N)が最も小さいものはどれか。
- 高炉ガス
- コークス炉ガス
- 天然ガス
- 液化石油ガス
- 製油所ガス
正解 (1)
解 説
この問題の選択肢はいずれもガスの種類になっていますが、まずはこれらの主成分を知っておく必要があります。
(1)の高炉ガスは主成分が一酸化炭素、次いで二酸化炭素も多く含まれています。(2)のコークス炉ガスは主成分が水素、次いでメタン、あとは一酸化炭素などを含みます。(3)の天然ガスはメタン、エタン、プロパン、ブタンなどの炭化水素が含まれます。(4)の液化石油ガスはプロパンやブタン、プロピレンなどです。(5)の製油所ガスも天然ガスや液化石油ガスと同様の炭化水素から成ります。
この中で、一酸化炭素は燃焼後の二酸化炭素に近い化学式であるため、燃焼に必要な酸素は少なくて済みます。
よって、理論空気量が最も小さいものは(1)の高炉ガスです。
もし計算によってちゃんとした数値を出したい場合は、H24問2の解説を参照してください。
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