海上保安庁の海上保安レポート2012による、2006(平成18)年から2011(平成23)年の我が国周辺海域における汚染の発生件数に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 汚染の全発生件数は、2008(平成20)年以降減少している。
- 有害液体物質による汚染件数は、廃棄物による汚染件数よりも多い。
- 赤潮による汚染件数は、青潮による汚染件数よりも多い。
- 油による汚染件数が最も多い。
- 汚染の全発生件数は、2011(平成23)年では391件であった。
正解 (2)
解 説
海上保安庁の海上保安レポート2012によると、平成23年度の汚染の確認件数は以下の通りです。
油(256件) > 廃棄物(91件) > 赤潮(12件) > 青潮(4件) > 有害液体物質(3件)
年度によって件数や順位も多少変わりますが、油の断トツ1位と、廃棄物の2位(3位を大きく引き離す)は常に変わっていません。
とはいえ、試験対策に海上保安レポートを読むという方はあまり多くないと思いますので、この問題は想像で解くことになるような気がします。
有害液体物質が海中に流れ出ていたらニュースとして取り上げられるはずですが、ごみ(廃棄物)が投棄されるのはよくあることだと感覚的に判断できれば、(2)が誤りだと選ぶことができます(もちろん、廃棄物の海洋投棄が日常茶飯事であることを良しとしてはいけないのですが…)。
コメント