H25年 汚水処理特論 問20 問題と解説

分析方法に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 原子吸光法は、基底状態にある原子が特定の波長の光を吸収して励起状態に遷移する現象を利用している。
  2. ICP発光分光分析法は、励起状態にある原子が特定の波長の光を放出して基底状態に遷移する現象を利用している。
  3. ICP質量分析法は、特定の質量数/電荷数の比を持つイオンの数を測定して、元素濃度を定量する。
  4. 電気加熱原子吸光法は、フレーム原子吸光法に比べて、共存成分の影響を受けにくい。
  5. 原子吸光法において、共存成分の影響を補正する方法として、標準添加法は有効である。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

電気加熱原子吸光法はフレーム原子吸光法と比べると、感度が良いというメリットと、共存成分の影響を受けやすいというデメリットがあります。

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