H24年 公害総論 問10 問題と解説

平成21年度における公共用水域の水質測定結果に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 人の健康の保護に関する項目(健康項目)の環境基準達成率は、前年度とほぼ同様で99.1%であった。
  2. 健康項目のうち、環境基準を超過する測定地点がみられた項目は、全体で鉛、ひ素、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエタン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、1,4-ジオキサンであった。
  3. 生活環境の保全に関する項目のBOD又はCODの環境基準達成率は、全体では87.6%で前年度とほとんど変化はなかった。
  4. BOD又はCODの環境基準達成率が最も低い水域は、海域である。
  5. 東京湾、伊勢湾、大阪湾などの閉鎖性海域では、流入した汚濁物質が蓄積しやすい。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

達成率が最も低いのは、海域のCODではなく、湖沼のCODです。湖沼のCODが最も低く、次に海域のCOD、達成率が最も高いのが河川のBODです。

これらの順番も大切ですが、湖沼と海域の指標がCOD、河川の指標がBODということも重要です。

公共用水域の水質測定の最新の数値はこちらのページにまとめてあります。

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