H24年 大規模大気特論 問5 問題と解説

長時間平均濃度を求める拡散シミュレーションに関する記述として、誤っているものはどれか。

1. 平均化時間を長くとるほど、予測値と実測値の一致は一般に悪くなる。
2. 風向データが16方位の場合、風向セクター内の横風方向濃度一様分布式を用いることがある。
3. 風向データが16方位の場合、乱数データを用いて中間の風向へと平準化する方法もある。
4. シミュレーションの計算結果にバックグラウンド濃度を加える必要がある。
5. 無風時に対しては、積分パフ式などを用いる。

　解 説　　　　

拡散シミュレーションを行うにあたり、データをとればとるほど信用できるシミュレーションが可能です。短い時間のデータだけで判断してしまうと、長時間の平均濃度を予測するには不利となります。