JISによる排ガス中のNOx自動計測器のコンバーターに関する記述として、誤っているものはどれか。
- コンバーターは、NO2をNOに還元するためのものである。
- 化学発光方式では、NOxとして測定する場合、コンバーターを必要とする。
- 赤外線吸収方式では、NOxとして測定する場合、コンバーターを必要とする。
- 紫外線吸収方式では、NOxとして測定する場合、コンバーターを必要とする。
- 差分光吸収方式では、NOxとして測定する場合、コンバーターを必要としない。
正解 (4)
解 説
コンバーターとは、選択肢(1)にある通り、NO2をNOにするためのものです。
なぜそんなことをするのかというと、例えば選択肢(2)の化学発光方式では、NO濃度に比例する光の強度を測定しているため、NOxの測定のためには、あらかじめNO2をNOに変える必要があるからです。また、選択肢(3)の赤外線吸収方式では、NOの赤外線吸収量を測定するため、やはりNO2をNOに変える必要があります。
しかし、選択肢(4)の紫外線吸収方式では、NOとNO2のそれぞれの紫外線吸収量が測定可能なため、コンバーターが不要となります。
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