石綿に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 天然に産出する鉱物である。
- 繊維状のけい酸塩化合物である。
- 建築資材を主要な用途として広く使用されてきた。
- 肺がんだけでなく、胸膜や腹膜の悪性腫瘍を起こす。
- 石綿のなかでは、クリソタイルの発がん性が最も高い。
正解 (5)
解 説
クリソタイルよりもアモサイトやクロシドライトのほうが発がん性は高いです。
日本で石綿(アスベスト)があまり普及していない頃、アメリカなどではアモサイトやクロシドライトが多く使われていました。しかし、これは発がん性などにより早々に使用禁止となり、その代わりにクリソタイルを使うようになりました。
その後、日本でも多く石綿を使うようになったため、日本では石綿といえばクリソタイルという感じになっています。
なお、現在ではクリソタイルも使用禁止になっています。
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