有機化合物による中毒に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 有機りん剤の中毒症状は、神経伝達物質のアセチルコリンを分解することによって引き起こされる。
- 有機塩素剤のDDTは、食物連鎖によって生物濃縮される。
- シマジンの中毒症状として、畜牛の食欲減退、呼吸困難などが報告されている。
- ポリ塩化ビフェニルの中毒症状には、塩素痤瘡、色素沈着などがある。
- トリクロロエチレンは、国際がん研究機関(IARC)による分類では、人に対する発がん性の可能性がある物質とされている。
正解 (1)
解 説
有機りん剤には、神経伝達物質のアセチルコリンを蓄積させてしまう性質があります。分解ではありません。
アセチルコリンが上手に代謝されず体内に残り続けると、神経障害などの中毒症状が出てしまいます。
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