H23年 公害総論 問5 問題と解説

特定工場における公害防止組織の整備に関する法律に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 都道府県知事(又は政令で定める市の長)の命令により公害防止管理者を解任された者は、その資格を取り消される。
  2. 公害防止統括者の選任の届出を怠った者は、20万円以下の罰金に処する。
  3. 熱供給業は、この法律の適用を受ける業種の一つである。
  4. 公害防止統括者は、公害防止管理者の資格を有する必要はない。
  5. 特定事業者は、公害防止管理者の代理者を、その代理する公害防止管理者の種類に応じて、当該公害防止管理者の資格を有する者のうちから選任しなければならない。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

(1)に関して、公害防止管理者の資格は永久資格ですので、取り消されることはありません。

ただし、(1)の前半の文章は正しく、都道府県知事の命令によって解任されることはあります。

また、(2)は正しい記述ですが、重要事項なので補足します。

公害防止管理者や公害防止統括者の選任を怠ると50万円以下の罰金となり、(選任はしたけれど)選任の届出を怠った場合には20万円以下の罰金となります。選任そのものと選任の届出は異なるので、きちんと区別して覚えておいてください。

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