ダストの濃度測定における吸引速度に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 等速吸引からの相対誤差は、JISでは排ガス流速の-5~+10%まで許容される。
- 吸引速度が排ガス流速より小さいと、ダスト濃度は実際の濃度より大きく計測される。
- 吸引速度が排ガス流速と同一であっても、吸引ノズルが排ガスの方向に直面していないと、ダスト濃度は小さく計測される。
- ダストの粒子径が小さいほど、非等速吸引時の測定誤差は大きくなる。
- ガスの粘度が大きいほど、非等速吸引時の測定誤差は小さくなる。
正解 (4)
解 説
非等速吸引時のダスト濃度測定における吸引速度は、ダストの粒子の大きさがないもの(=0)として考えています。そのため、本当に粒子径が0なら(有り得ませんが…)、その誤差もないといえます。
実際には粒子径があるのでその分は誤差が生じ、その粒子が大きければ大きいほど、誤差も大きくなります。
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