H22年 大気概論 問8 問題と解説

粒子状物質に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 固体及び液体の粒子を総称して粒子状物質と呼んでいる。
  2. 粉じんは、燃焼又は熱源としての電気の使用に伴い発生する粒子状物質である。
  3. 粒子状物質のなかには、大気中で二次的に生成する硫酸塩などもある。
  4. 粒子径が10μm以下の粒子状物質を浮遊粒子状物質という。
  5. 浮遊粒子状物質や微小粒子状物質は、気道や肺胞に沈着して呼吸器に影響を及ぼす。

 

 

 

 

 

正解 (2)

 解 説    

選択肢(2)の説明は、「粉じん」ではなく「ばいじん」です。ばいじんは漢字で書くと「煤塵」で、「すす」の字が示す通り、ものを燃やしたときに出ます。

一方、「粉じん」は燃焼以外の工程で発生する粒子状物質を指します。燃焼以外の工程で最もわかりやすいのは、破砕工程です。

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