H22年 水質概論 問9 問題と解説

富栄養化の進んだ東京湾における夏期の水質に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 植物プランクトンが増殖した青潮状態がしばしば観測される。
  2. 表層水と底層水との混合がほとんど起こらない成層が形成される。
  3. 底層水が貧酸素状態になる。
  4. 沈降してきた植物プランクトン中のりんの多くは、堆積物表面から再びりん酸塩として海水に回帰する。
  5. 底層水が無酸素状態になると、硫化水素が発生するようになる。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

富栄養化によって植物プランクトンが増殖すると、東京湾は赤く見えるようになり、つまり赤潮状態となります。

青潮は、海が局所的に酸素不足となった際、海水に含まれる硫黄がコロイドとなって、海水が白濁し、そのために海面が青っぽく見える現象のことです。

コメント