H22年 水質概論 問5 問題と解説

平成18、19年度の公共用水域(河川、湖沼、海域)全体と地下水における環境基準の非達成率が最も大きい健康項目の組合せとして、正しいものはどれか。

  (公共用水域全体)     (地下水)

  1. 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素  1,2-ジクロロエタン
  2. 1,2-ジクロロエタン      硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
  3. ひ素             硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素
  4. 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素  ひ素
  5. ひ素             1,2-ジクロロエタン

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

公共用水域とは問題文にもある通り、河川、湖沼、海域に細分されますが、この中で湖沼と海は健康項目の環境基準をほぼ満たしています。

環境基準を達成できていないのは主に河川で、項目としてはほとんどが、ひ素です。ふっ素やカドミウムなども多少はありますが、平成18、19年度に限らず、今でもひ素が非達成率のトップです。この傾向は今後もそう大きくは変わらないと考えられます。

地下水のほうは、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が非達成率のトップで、次いでひ素がきます。こちらについても年度を問わず、毎年同じ傾向が続いています。

公共用水域の水質測定及び地下水測定の最新の数値はこちらのページにまとめてあります。

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