メタン発酵に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 発酵槽の攪拌方式として、生成ガスの一部を液中に吹き込むガス攪拌がある。
- 中温発酵よりも高温発酵のほうが、有機物の処理能力が高い。
- メタン発酵の中間生成物である酢酸は、プロピオン酸に比べてメタン発酵の阻害の程度が大きい。
- アンモニアの阻害は、発酵槽のpHを下げれば低減される。
- 有機物1gから発生する理論上のメタン生成量は、酢酸(C2H4O2)よりもエタノール(C2H6O)のほうが多い。
正解 (3)
解 説
メタン発酵の中間生成物には、酢酸、プロピオン酸、酪酸などがあります。このうち、プロピオン酸はメタン発酵の阻害の程度が大きいという特徴があります。
よって、正解は(3)です。
ただし、これはややマイナーな知識になるので、この問題は消去法のほうがいいかもしれません。
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