H22年 汚水処理特論 問3 問題と解説

凝集分離に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 凝集剤として硫酸アルミニウムを用いるとき、凝集に適したpHは9~11である。
  2. 凝集剤として塩化鉄(Ⅲ)を用いるとき、使用条件が悪いと処理水が着色することがある。
  3. 非イオン性のポリマーは、無機凝集剤と併用されることが多い。
  4. フロック形成速度に関係するG値は、単位体積当たりの動力量より計算される。
  5. 接触凝集沈殿装置では、原水の水温に変動があると高濃度のスラリーが流出することがある。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

硫酸アルミニウムは中性付近(pH6~8)で最も凝集効果が高いです。硫酸アルミニウムをそのまま水に溶かすとpHは3くらいになってしまうので、これを凝集剤として使う際には、一緒にアルカリを添加して、適正なpH(6~8)にしておくと効率的です。

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