石炭火力発電設備用電気集じん装置に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 高温形電気集じん装置は、350~400℃前後の温度で運転される。
- 低温形電気集じん装置は、フライアッシュの電気抵抗が最も高いゾーンで運転される。
- 高温形電気集じん装置の実処理ガス量は、低温形電気集じん装置の約1.5倍になる。
- 低低温形電気集じん装置は、120℃程度で運転される。
- 低低温形電気集じん装置は、GGHの熱回収部の後に設置される。
正解 (4)
解 説
石炭火力発電設備用電気集じん装置は、高温がやや古いタイプ、低温が今の主流タイプ、低低温が比較的新しいタイプです。
高温は選択肢(1)のとおり350~400℃程度で、低温は120~160℃程度で運転されます。
低低温は選択肢(4)の表記よりも低く、90℃程度で運転されるのが特徴です。これにより、硫酸ミストが生成抑制と、フライアッシュの電気抵抗の低減が見込めます。
コメント