鉛直方向の気温分布と大気の運動に関する記述中、下線を付した箇所のうち、誤っているものはどれか。
外部との熱のやり取りがない断熱的な運動では、空気塊が(1)上昇すれば温度は低下する。高度変化に対応した気温低下の割合を減率と呼び、断熱状態での乾燥空気の減率、すなわち乾燥断熱減率(γd)は、低層大気中では一定で、(2)0.0098℃/mである。
実際の低層大気中での気温の鉛直分布は、太陽からの(3)紫外線や(4)空気の移動などの影響を受けて変化する。実際の気温の減率が乾燥断熱減率よりも小さく、気温分布が等温に近い状態は熱的に(5)安定である。
正解 (3)
解 説
(3)に入るのは「紫外線」ではなく、「赤外線」です。赤外線は温度(気温)に影響を与えますが、紫外線を照射しても温度変化は起こりません。
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