問 題
すすの発生とその防止に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ガス燃焼では、空気比1.1程度でもほとんどすすを発生することはない。
- ガス燃焼では、拡散燃焼のほうが予混合燃焼よりもすすは発生しにくい。
- 中・小形ボイラでの重油燃焼では、炎が水冷壁に当たり、すすが発生することがある。
- ストーカー燃焼では、局所的な空気不足があると、すすが発生する。
- 大形ボイラでの微粉炭燃焼では、すすはほとんど発生しない。
正解 (2)
解 説
(2)に関して、拡散燃焼では、燃料ガスと燃焼用空気とを燃焼室内で逐次混合させながら燃焼させます。一方、予混合燃焼の場合、燃料ガスと燃焼用空気をあらかじめ混合した後に燃焼させます。
よって、予混合燃焼のほうが燃料ガスと空気がムラなく均一に混ざり合っているため、すすの出ないきれいな燃焼が実現できます。
つまり、(2)の文章は「拡散燃焼」と「予混合燃焼」が反対になっているので、これが正解です。
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