R1年 公害総論 問13 問題と解説

 問 題     

2015(平成27)年度における産業廃棄物に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、燃え殻、汚泥、廃プラスチック類など20種類と輸入された廃棄物を産業廃棄物という。
  2. 産業廃棄物の総排出量は約4億トンであり、中間処理されたものは全体の約80%であった。
  3. 種類別排出量の上位3種類は、汚泥、動物のふん尿、がれき類であった。
  4. 業種別排出量が最も多かったのは、建設業であった。
  5. 再生利用率が低いものは、汚泥、廃アルカリ、廃酸などであった。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

産業廃棄物の排出量が最も多いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で、次いで、「建設業」、その次が「農業・林業」です。しかし、2位と3位は僅差なので入れ替わることがあり注意が必要です。

上記の3つより下を見ていくと、4位が「パルプ・紙・紙加工品製造業」で、5位が「鉄鋼業」となりますが、この手の問題は大概が上位3つをしっかり押さえておけばあとは選択肢から正解を選べるパターンが多いです。

今回の場合、(4)には「建設業」が1位のように書かれていますが、「電気・ガス・熱供給・水道業」が不動の1位なので、これは誤りの記述であると判断できます。

念のため、試験前に最新の情報を環境省の産業廃棄物の排出及び処理状況等で確認しておくことをお勧めします。

コメント