H22年 大規模大気特論 問9 問題と解説

石炭火力発電設備用電気集じん装置に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 高温形電気集じん装置は、350~400℃前後の温度で運転される。
  2. 低温形電気集じん装置は、フライアッシュの電気抵抗が最も高いゾーンで運転される。
  3. 高温形電気集じん装置の実処理ガス量は、低温形電気集じん装置の約1.5倍になる。
  4. 低低温形電気集じん装置は、120℃程度で運転される。
  5. 低低温形電気集じん装置は、GGHの熱回収部の後に設置される。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説    

石炭火力発電設備用電気集じん装置は、高温がやや古いタイプ、低温が今の主流タイプ、低低温が比較的新しいタイプです。

高温は選択肢(1)のとおり350~400℃程度で、低温は120~160℃程度で運転されます。

低低温は選択肢(4)の表記よりも低く、90℃程度で運転されるのが特徴です。これにより、硫酸ミストが生成抑制と、フライアッシュの電気抵抗の低減が見込めます。

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