塩素の吸収及び回収に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 水系の吸収に用いる装置材料には、耐酸性に加えて耐熱性が要求される。
- シリカゲルを吸着剤として排ガス中の塩素を吸着させ、次いで加熱脱着して塩素を回収する方法がある。
- 排ガスの量が少なく、かつ塩素濃度が比較的高い場合は、塩化鉄(Ⅲ)や塩化硫黄などの製造に利用される。
- 排ガス量が多く塩素濃度が低い場合は、石灰乳又は水酸化ナトリウム溶液を吸収剤として用いる。
- 硫酸鉄(Ⅱ)の水溶液を用いて、塩素を吸収させる方法がある。
正解 (1)
解 説
塩素を水系で吸収する際は、特に温度が問題になるわけではないので、耐熱性はあまり求められていません。むしろ、塩素は酸性でかつ酸化作用がありますので、耐酸性のほかに耐酸化性も求められます。
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