H22年 ばいじん・粉じん特論 問6 問題と解説

洗浄集じん装置に関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. ため水式では、基本流速が大きいほど、微細なダストを捕集することができる。
  2. ジェットスクラバーでは、スロート部の基本流速が大きいほど、微細なダストを捕集することができる。
  3. サイクロンスクラバーでは、液ガス比が小さいほど、集じん率は高くなる。
  4. 充塡塔では、基本流速が小さく、塔内の滞留時間が長いほど、集じん率は高くなる。
  5. 回転式では、一般に回転数が大きいほど、集じん率は高くなる。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

液ガス比とは、洗浄集じん装置における吸収液と被処理ガスとの流量比ですが、液量が多いほど液ガス比が大きくなります。液というのはダストを除去する側で、ガスはダストを含む側なので、サイクロンスクラバーでは、液量が多くガス量が少ないほうが、ガス中のダストを多く除去できる(=集じん率が高くなる)ことになります。

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