硫黄分1.2%を含む重油を毎時32t燃焼するボイラーに石灰スラリー吸収法を用いて排煙脱硫する場合、理論的に必要な石灰石の量(t/h)はおよそいくらか。ただし、Caの原子量は40とする。
- 0.8
- 1.0
- 1.2
- 1.4
- 1.6
正解 (3)
解 説
石灰石は脱硫のために使われるので、その量は硫黄の量に比例します。よって、まずは1時間あたりの硫黄の量を求めます(ちなみに、問題文にはないですが、硫黄の原子量は32です)。
また、石灰石と硫黄との化学反応式は以下の通りです。
この反応式から、石灰石と硫黄は1:1のmol比で反応することがわかります。よって、石灰石も1時間あたり12[kmol]ほど必要です。
以上より、必要な石灰石の量は、CaCO3の分子量が100なので、
となります。
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