H24年 公害総論 問7 問題と解説

成層圏オゾンに関する記述として、誤っているものはどれか。

  1. 南極上空のオゾンホールの面積が、初めて南極大陸の面積より大きくなったのは1981年である。
  2. 成層圏のオゾン分子は、酸素分子(O2)と、酸素分子が紫外線によって解離した酸素原子(O)から生成する。
  3. クロロフルオロカーボン(CFC)やハロンは、対流圏ではほとんど分解されず、成層圏で紫外線により分解される。
  4. CFC、ハロンなどの分解により放出された塩素原子及び臭素原子の濃度から計算される等価実効成層圏塩素の量は、1990年代半ばにピークに達した。
  5. 業務用冷凍空調機器、家庭用の冷蔵庫やルームエアコン、カーエアコンに使用されているCFC等は、それぞれフロン回収破壊法、家電リサイクル法、自動車リサイクル法で回収が義務付けられている。

 

 

 

 

 

正解 (1)

 解 説    

(1)の1981年というのが誤りで、正しくは1984年です。

オゾンホールは1981年までは小さく、1982年以降に急激に大きくなっているのですが、それでもこの数字の問題は微妙に感じます。実際に正解を得るためには、(2)~(5)の選択肢におかしいところがないため、消去法で(1)を選ぶことになるかと思います。

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