還元気化原子吸光法による総水銀の検定に関する記述として、誤っているものはどれか。
- 試料に硫酸、硝酸、過マンガン酸カリウム及びペルオキソ二硫酸カリウムを加えて加熱し、水銀化合物を水銀(Ⅱ)にする。
- 冷却後、過剰の過マンガン酸カリウムをペルオキソ二硫酸アンモニウムで酸化する。
- 直ちに、塩化すず(Ⅱ)を加えて水銀(Ⅱ)を金属水銀にする。
- これに空気を循環通気して水銀蒸気を発生させ、吸光度(253.7nm)を測定する。
- ベンゼン、アセトンなどの揮発性有機化合物は、正の誤差を生じる。
正解 (2)
解 説
「ペルオキソ二硫酸アンモニウムで酸化」ではなく、「塩化ヒドロキシルアンモニウムで還元」となります。
還元気化原子吸光法による水銀分析は頻出ですので、(2)以外の選択肢もぜひ覚えておくとよいと思います。
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