H23年 ばいじん・粉じん特論 問15 問題と解説

傾斜マノメーターの傾斜角を30度として差圧液柱(水)の長さを拡大した場合の読みは34mmであった。このときの差圧[Pa]はおよそいくらか。ただし、水の密度は1000kg/m3とする。

  1. 70
  2. 100
  3. 120
  4. 150
  5. 170

 

 

 

 

 

正解 (5)

 解 説    

差圧を読むときはその長さではなく、高さです。垂直に立っているマノメーターなら長さも高さも変わりませんが、この問題では傾斜角があることに注意してください。

34mmの長さを高さに換算するには、三角比の計算(もしくは三平方の定理)を用いて、

となります。問題文には水柱とあるので、つまり、17[mmH2O]です。これを[Pa]に直せばよいので、重力加速度を9.8[m/s2]、水の密度を1000[kg/m3]とすると、

となり、最も近い(5)の170が正解となります。

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