H23年 大気特論 問12 問題と解説

JISによる原油及び石油製品中の硫黄分定量方法の中で、自動車ガソリン、灯油及び軽油に適用する方法として、誤っているものはどれか。

  1. 酸水素炎燃焼式ジメチルスルホナゾ滴定法
  2. 微量電量滴定式酸化法
  3. ボンベ式質量法
  4. 紫外蛍光法
  5. 波長分散蛍光X線法

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説    

選択肢の5つは、いずれもJIS K 2541「原油及び石油製品-硫黄分試験方法」に規定されています。そのため、やや微妙な問題(設問の要求が細かすぎる)に思えますが、要は自動車ガソリン・灯油・軽油に適用があるかどうかです。

JIS K 2541には、上記5つのほかにも「燃焼管式空気法」と「放射線式励起法」という2つの方法が載っていて、全部で7種類の方法が記載されています。このうち、選択肢(1)、(2)、(4)、(5)の4つは自動車ガソリン・灯油・軽油が適用されます。残りの3つの方法(選択肢(3)を含む)では、原油・軽油・重油が適用されます。

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