特定工場における公害防止組織の整備に関する法律施行令に規定する「大気関係第4種有資格者」を、公害防止管理者として選任できない施設はどれか。
- 排出ガス量が1時間当たり2万立方メートルの特定工場に設置された石油製品の製造の用に供する加熱炉
- 排出ガス量が1時間当たり3万立方メートルの特定工場に設置された製鋼の製造の用に供する電気炉
- 排出ガス量が1時間当たり1万立方メートルの特定工場に設置された鉛蓄電池の製造の用に供する溶解炉施設
- 排出ガス量が1時間当たり1万立方メートルの特定工場に設置された硝酸の製造用吸収施設
- 排出ガス量が1時間当たり3万立方メートルの特定工場に設置されたガスタービン
正解 (3)
解 説
大気関係第4種有資格者が公害防止管理者になれる施設は、大気関係有害物質発生施設以外のばい煙発生施設で、かつ排出ガス量が40,000m3/h未満の施設です。ちなみに40,000m3/h以上だと第3種の資格が必要です。
また、有害物質発生施設なら、40,000m3/h未満で第2種、40,000m3/h以上で第1種の資格が必要です。
この問題ではすべての選択肢で40,000m3/h未満を満たしているため、大気関係有害物質を発生されるかどうかが問題です。この中では選択肢(3)が鉛の発生施設となりますので、これが第4種有資格者では不適です。
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