問 題
各種燃料に関する記述として、誤っているものはどれか。
- エタンは空気よりも比重が大きい。
- 液化石油ガスの主成分は、水素、メタン、一酸化炭素である。
- 重質油は硫黄分を含み、燃焼時に二酸化硫黄を発生する。
- JISでは、重油の品種を動粘度により1種、2種、3種に分類している。
- 石炭類の真比重は、石炭化が進むにしたがって増加する傾向にある。
正解 (2)
解 説
(1)で、エタン(C2H6)の分子量は12×2+1×6=30で、空気の平均分子量は29です。よって、比重はエタンのほうが大きいので、これは正しいです。
空気の平均分子量29は、窒素・酸素の分子量と空気中の割合から計算することができますが、使う機会も多いので、知識として覚えておくと便利です。
(2)で、液化石油ガス(LPG)の主成分は、プロパン、プロピレン、ブタン、ブチレンです。一方、ここに書かれている水素、メタン、一酸化炭素を主成分とするのは、石炭ガスのことです。
よって、これが誤りであり、正解は(2)となります。
(3)~(5)に書かれている文章はいずれも正しいですが、これらの文章もときどき出題されるので(特に選択肢(4))、併せて確認しておいてください。
コメント