平方根

4を2乗すると16になりますが、反対に、何を2乗したら4になるかを考えてみてください。

答えは2です、2を2乗したら4になります(-2でも正解ですが、電験三種の平方根の計算でマイナスを意識する必要はあまりありません)。

このように、◯を2乗したら△になるとき、「◯は△の平方根である」といいます。先ほどの例でいえば、2は4の平方根ということになります。

では、3の平方根はいくつか…と考えてみても、そんな整数はありません。正解は約1.73ですが(1.73の2乗は2.99)、特にこれを覚えておく必要はないです。1.73のような小数ではなく、このようなときは「√(ルート)」という記号を使って、以下のように表現することができます。

これは「ルート3」と読み、これを2乗すると、平方根の中の数字になります。

代表的な平方根の値を以下に並べておきます。繰り返しになりますが、これは覚える必要はありません。というのも、電験三種試験には電卓を持ち込むことができますが、この際、平方根機能の付いたものを使えばよいからです。

ただし、ご自分の電卓で平方根の機能をどのように使うのかについては、事前にきちんと確認しておいてください。

このように、√の中に具体的な数値が入っている場合には、電卓に頼ることができます。しかし、√の中が文字式になっている場合は電卓では計算できないので、自分で文字式を解く必要があります。たとえば、次の式のような場合です。

このような場合、とにかく「平方根を2乗すると中身が取り出せる」ことを覚えておくのが重要です。または、「√と2乗が打ち消し合う」というような覚え方でも構いません。要するに、上式の両辺を2乗することで、xの数値を求めることができます。

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