問 題
ある火力発電所にて、定格出力350MWの発電機が下表に示すような運転を行ったとき、次の(a)及び(b)の問に答えよ。ただし、所内率は2%とする。
(a) 0時から24時の間の送電端電力量の値[MW・h]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
- 4660
- 5710
- 5830
- 5950
- 8230
(b) 0時から24時の間に発熱量54.70MJ/kgのLNG(液化天然ガス)を770t消費したとすると、この間の発電端熱効率の値[%]として、最も近いものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
- 44
- 46
- 48
- 50
- 52
正解 (a)-(2), (b)-(4)
解 説
(a)
設問で与えられている表から、0時から24時の間に発電した電力量は次のように計算できます。
ここで、問題文に「所内率は2%」とあるので、発電した電力量のうち98%分が送電端電力量の値[MW・h]となります。
よって、正解は(3)です。
(b)
1[t]は1000[kg]なので、24時間で消費したLNGの熱量は次のように計算できます。
一方、(a)で計算した通り、24時間で発電した電力量は5830[MW・h]です。これを熱量の単位[MJ](=[MW・s])に直すと、
となるので、0時から24時の間の発電端熱効率ηの値[%]は、以下のような比の計算によって求めることができます。
よって、正解は(4)です。
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