整流ダイオード

3つのパワー半導体デバイス(整流ダイオード、サイリスタ、パワートランジスタ)のうち、この項では整流ダイオードについて解説していきます。

整流ダイオードは、回路図の中で次の記号によって表されます。

これは、p形半導体とn形半導体とによるpn接合によって整流を行います。上図の左側がアノード(陽極)、右側がカソード(陰極)であり、電流はアノード側からカソード側へしか流れません。このように、電流の向きを一方通行にする(交流を直流にする)ことを整流といいます。

p形半導体のpはpositiveのpなので、陽極側で使われているのがp形半導体、n形半導体のnはnegativeのnなので、陰極側で使われているのがn形半導体、と覚えると記憶しやすいかもしれません。

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