問 題
図は演算増幅器を使った回路である。入力電圧[V]に対する出力電圧[V]の比の値として、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ただし、演算増幅器は理想的(入力インピーダンスは無限大、増幅度は無限大、出力インピーダンスは零)であるとし、入力電圧、出力電圧ともに演算増幅器の動作範囲内であるとする。
- -12
- -10
- 10
- 12
- 13
正解 (5)
解 説
演算増幅器が理想的(入力インピーダンス∞、増幅度∞、出力インピーダンス0)の場合、演算増幅器の2つの入力端子(+と-)の電圧は等しくなります。よって、以下の図の青字のV1[V]のように書けます。
また、R1とR2を流れる電流はどちらも同じ大きさI[mA]です。これは、演算増幅器が理想的なので、入力インピーダンス∞のため、こちらには電流が流れ込まないからです(電流の単位が[A]じゃなくて[mA]なのは、抵抗の単位が[kΩ]になっているための調整で、特に深い意味はありません)。
よって、上図のAB間では次の式が成り立ちます。
また、AC間では次の式が成り立ち、先ほどの計算結果と合わせるとV2/V1が計算できます。
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