問 題
次の文章は、「電気設備技術基準の解釈」に基づく、常時監視をしない発電所に関する記述の一部である。
- 随時巡回方式は、( ア )が、( イ )発電所を巡回し、( ウ )の監視を行うものであること。
- 随時監視制御方式は、( ア )が、( エ )発電所に出向き、( ウ )の監視又は制御その他必要な措置を行うものであること。
- 遠隔常時監視制御方式は、( ア )が、( オ )に常時駐在し、発電所の( ウ )の監視及び制御を遠隔で行うものであること。
上記の記述中の空白箇所(ア)、(イ)、(ウ)、(エ)及び(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
(ア) (イ) (ウ) (エ) (オ)
- 技術員 適当な間隔をおいて 運転状態 必要に応じて 制御所
- 技術員 必要に応じて 運転状態 適当な間隔をおいて 制御所
- 技術員 必要に応じて 計測装置 適当な間隔をおいて 駐在所
- 運転員 適当な間隔をおいて 計測装置 必要に応じて 駐在所
- 運転員 必要に応じて 計測装置 適当な間隔をおいて 制御所
正解 (1)
解 説
( ア )には「技術員」を入れても「運転員」を入れても意味が通じそうですが、法律などの条文の問題なので、条文通りの文言を選ばなくてはなりません。
「電気設備技術基準の解釈」では、「技術員」は「設備の運転又は管理に必要な知識及び技能を有する者」と定義されている一方、「運転員」という言葉は条文中のどこにも用いられていません。
よって、( ア )には「技術員」を入れるのが適切です。
常時監視をしない発電所の監視方法は、問題文に記載されている3種類があります。
- 随時巡回方式
- 随時監視制御方式
- 遠隔常時監視制御方式
随時巡回方式は最も基本的な監視方法で、決まった時間に発電所を巡回し、運転状態を確認します。よって、( イ )には「適当な間隔をおいて」、( ウ )には「運転状態」を入れるのが適当です。
随時監視制御方式は、必要に応じて運転状態の監視や措置を行うような監視方法です。よって、( エ )には「必要に応じて」が入ります。
遠隔常時監視制御方式は、文字通り遠隔で監視を行う方式です。発電所を遠隔監視制御する場所のことを「発電制御所」というので、( オ )には「制御所」が入ります。
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