問 題
図1は直流チョッパ回路の基本構成図を示している。降圧チョッパを構成するデバイスを図2より選んで回路を構成したい。(ア)~(ウ)に入るデバイスの組合せとして、正しいものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
ただし、図2に示す図記号の向きは任意に変更できるものとする。
- ア イ ウ
- B A C
- B C A
- C A B
- C B A
- A B C
正解 (4)
解 説
直流チョッパ回路のうち、降圧チョッパの回路図を作成する問題です。
昇圧チョッパ・降圧チョッパの回路図は、知っておくとそれだけで得点しやすい問題がときどき出題されるので、理屈はともかく回路図を覚えてしまうと便利だと思います。以下にこれらの回路図を示すので、型として覚えておくことをお勧めします。
なお、下図のQはここではIGBTを用いていますが、自己消弧デバイス(オンオフ制御ができるもの)であればよいので、IGBTのほか、ゲートターンオフサイリスタ(GTO)などが使われることもあります。本問ではバイポーラトランジスタが用いられています。
以上から、上図の降圧チョッパの回路図と問題の図とを見比べると、(ア)が「C」のバイポーラトランジスタ、(イ)が「B」のリアクトル、(ウ)が「A」のダイオードとなるので、正解は(4)だと判断することができます。
なお、昇圧チョッパと降圧チョッパのことをもう少し詳しく押さえておきたい場合は、直流チョッパのページを参照してください。
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