ビル管理士試験 2019年 問161 問題と解説

 問 題     

建築物内廃棄物の適正処理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 清掃作業に伴って生じる廃液は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律に加えて下水道法、水質汚濁防止法の規定を遵守し適正に処理する。
  2. 建築物から発生する事業系一般廃棄物は、古紙と生ごみがほとんどを占める。
  3. 蛍光管は、取扱いが規制されている。
  4. グリース阻集器で阻集される油分は、一般廃棄物の廃油に該当する。
  5. し尿を含まないビルピット汚泥は、産業廃棄物に該当する。

 

 

 

 

 

正解 (4)

 解 説     

まず、事業活動に伴って生じた廃棄物のうち、「燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラスくず」などは産業廃棄物に分類されます。

そのほか、「紙くず、木くず、繊維くず」などは、それが事業に大きく関与するなら産業廃棄物となり、事業に大きく関与するわけでもなく発生する一般的なごみについては一般廃棄物となります。

選択肢(4)の「グリース阻集器で阻集される油分」は、上記の「廃油」に当たります。よって、これは一般廃棄物ではなく産業廃棄物となります。

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