ビル管理士試験 2019年 問144 問題と解説

 問 題     

建築物清掃作業の安全衛生に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

  1. 清掃作業に関わる転倒事故防止は、清掃作業従事者と第三者の安全確保のために必要である。
  2. 清掃作業に関わる事故の多くは、転倒や墜落・転落事故である。
  3. ノロウイルス感染によると思われる嘔吐(おうと)物があった場合は、その物をぬぐい取り、その部分を含む広い範囲をクレゾール石けん液で消毒する。
  4. 洗剤などは使用説明書に従って使用し、保護手袋などの保護具を適切に用いる。
  5. 吸殻処理は、清掃業務における防火対策として重要である。

 

 

 

 

 

正解 (3)

 解 説     

(3)に関して、クレゾールは多くの細菌などに有効ですが、芽胞や一部のウイルス(ノロウイルス含む)には無効であるという弱点があります。エタノールも同じく、細菌の消毒効果はありますが、ノロウイルスには効果が薄いです。

ノロウイルスに効果があるのは、次亜塩素酸ナトリウムやホルマリンなどです。

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